サーキュラーエコノミープロジェクト第三弾のご報告 2025.06.18 サーキュラーエコノミー(循環社会)構築活動におけるプロジェクト開始のご報告になります。 弊社では、サーキュラーエコノミーの構築に向け弊社開発農場および関連会社との共同事業により工業用植物の活用技術を開発しております。その開発に関連して、食品廃棄物を資源として植物を利用しての廃棄物の再生化について、弊社と大手菓子メーカーの間で初期プロジェクトを開始することに合意いたしました。 本研究は製品製造時の過程で出る食物残渣や原料端材などの食品廃棄物を資源の炭として利用し、その炭を土壌へ散布することによる土地への栄養付加と弊社の植物生産技術を用いて再度100%植物由来の製造物を作るプロジェクトとなります。本プロジェクトの重要な点は以下の4つです。 1. 植物を工場とみたてて材料置換をおこなう。廃棄物 →(炭+技術)+植物 → 100%植物由来の製品原料 2. 生産される原料はマルチプロダクト(さまざまな製品原料になることで廃棄物からの再生率を向上する) 3. 今までできなかった植物成長の季節性を打破することによる通年栽培での生産の実現 4. なぜその季節に関係なく植物が生育するのかを科学的に解明知財化することによる技術の輸出 今までのプロジェクト異なる点は、自社の食品廃棄物が自社の配送車両の燃料や、全く異なる業界の原料に生まれ変わる業界の垣根を超えたプロジェクトであります。 本件プロジェクトが成功することで、様々な会社のサーキュラーエコノミーを確立することができることになります。日本はもとより全世界が弊社のこの技術を利用することで、最新鋭の植物工場ではなく『植物が工場』となり、廃棄物から新たな製品原料を生産することを可能にします。そして、CO2削減にも大幅に寄与することとなる技術となります。 また、弊社がかかわるプロジェクトが増加することで、生産を目的とする個人や団体(農家、農業法人等)やそれにかかわる企業にとって今までなかったビジネスを生み出すことの一助になれることを目指しております。 なお、現在、様々な方面で開発と評価を開始しており、相手様企業等との合意、受注等にいたれば本件と同様に随時ご報告いたします。 Tweet Share 弊社特許取得のご報告