菜種事業の進捗および石垣市における地域実証プロジェクトのご報告 2026.07.07 弊社が保有する植物生産技術を活用した菜種事業について、これまでの取り組み、現在の進捗、石垣市における地域実証プロジェクトの展開可能性について、以下のとおりご報告いたします。 1. これまでの実績 弊社は、⾼糖度ミニトマト、夏イチゴ、葉物野菜等で培った栽培条件最適化の知⾒を活かし、菜種の栽培期間短縮、収量安定化、品質向上および再現性確保に向けた技術検証を進めています。菜種は、菜種油に加え、副産物である油かすを肥料資材として活用できることから、農地の有効活用、農業所得の向上、肥料コストの低減および地域資源循環に寄与する作物と位置付けています。特に、さとうきび等との輪作・⼆⽑作により、未利用期間を新たな収益機会に変える可能性を検証しています。 2. 現状 弊社独⾃の低コスト植物生産技術を活用し、発芽から収穫までの生育管理⽅法を検証しています。菜種油は⾷用・⼯業用・燃料用、油かすは肥料・⼟壌改良資材としての活用可能性を検討し、生産者、⾃治体、農業団体、加⼯・流通事業者等と、栽培から搾油、販売、副産物利用までの⼀体的な事業モデル構築を進めています。 3. 石垣市における地域実証プロジェクトの展開 弊社は、石垣市を菜種事業の展開候補地の⼀つとし、地域実証プロジェクトを開始します。さとうきび収穫後から次期作付けまでの未利用期間に菜種を作付けし、収穫物を清選・搾油して菜種油を生産し、⾷用、⼯業用原料、バイオ燃料等への活用を検討します。搾油後の油かすは堆肥等と組み合わせて圃場へ還元し、⼟壌改良、化学肥料削減、さとうきび収量向上につなげる想定です。本プロジェクトは、菜種栽培、菜種油生産、販売・用途開発、油かす還元、農家所得向上を⼀体化した地域循環型農業モデルの構築を目指すものです。 4. 想定される事業スキーム 弊社は、栽培技術の提供、作付け・管理⽅法の設計、収量・品質向上⽀援、実証データ分析等を担います。地域側では、農業生産者または農業関連団体が圃場を活用して菜種を栽培し、収穫物の集荷・加⼯体制を構築する想定です。⾃治体、農業団体、加⼯・流通・肥料関連事業者等と連携し、栽培から搾油、販売、油かす還元までを⼀体的に進めます。 5. 今後の展開 菜種事業は、既存農地の有効活用による農業所得向上、油かす利用による資源循環と肥料コスト低減、菜種油の⾷用・⼯業用・燃料用への用途拡⼤、弊社技術の他作物・他地域への横展開につながる可能性があります。菜種で技術の汎用性を示すことは、弊社の技術価値向上にも資するものと考えています。 6. 上場企業等との連携 弊社は、菜種事業の本格的な推進にあたり、上場企業と合弁会社を設⽴するなどの外部事業者との 連携を進めてきました。菜種事業は、生産、加⼯、流通、肥料利用、バイオ燃料、地域資源循環にまた がるため、各領域に強みを有する企業との連携により、事業化の速度と実効性を⾼められると考えています。 今後、さらにシナジーが⾒込まれる企業との協議を進めてまいります。 * 2026年1月1日付の八重山日報において、石垣島における「サトウキビ増産へ『グリーン油田構想』」に関する記事が掲載されました。 本事業は、弊社が保有する植物生産技術を提供し、実施されるものです。 (沖縄八重山日報より転載) Tweet Share サーキュラーエコノミープロジェクト第三弾のご報告